＃６ "Die Motherfucker Die" 解説

お待たせしました、第６話。
やられっぱなしだったアリオラ組、久々の勝利。
そして次回、いよいよ、サピンの大反攻が始まります。

さて、本日の解説は……。

サピン陸軍の新たな虎、AMX32でございます。

計画だけは存在した、AMX30のアップグレード型。輸出専用として79年からセールスされたものの、一台の受注もなく、試作車のみに終わっております。
性能諸元は以下の通り。

全長　　　9.45m
車体長　　6.59m
全幅　　　3.24m
全高　　　2.29m
重量　　　40t
速度　　　65 km/h
行動距離 530km
主砲　　　Rh-V-120mm滑空砲
副武装　　7.62mm機銃×１（砲塔上部ハッチ）
　　　　　　20mm機銃×１（主砲同軸）　
エンジン　イスパノ・スイザHS-110
　　　　　　液冷対向12気筒多燃料ディーゼルエンジン
　　　　　　680 HP/(507 kW)
乗員　　　4名

この写真でお分かりのように、砲塔を全面的に改修し、M1のような形になっております。売れなかったとはいえ、この辺の技術はきっちり後のルクレルクに継承されたようですね。
更に装甲を複合装甲化し、FCSを新型に。
主砲は口径120mmの滑空砲を装備しているのに、エンジンはAMX30と同じエンジンという辺り、いかにも試作車。しかし、カタログ上の数値では、4tも重量が増加していながら、最高速65km/hと、落ちていない。すごいぞイスパノ・スイザエンジン。

新生ハビエル中隊の主力として、先行量産型が配備されてまいりました。次回は、このAMX32共々、新生ハビエル中隊の初陣……に、なる、はず。

そして例によってのタイトルネタばらし。
今回は、こいつ。

Die Motherfucker Die / Dope
どたんばたんとドラムが実に頭悪い。しかも歌詞内容が非常に教育によろしくない。
アンチキリストな曲だったりします。

さて、次回はどこまで進むか、まだはっきりとはしませんが、みんなのアイドル・ハビエル大尉が新しいオモチャを手に入れた事ですし、頑張ってもらう予定です。
それでは、第７話でお会いしましょう。